うちやま料理ものがたり
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第5回 夏野菜『トマト』
 

6月もそろそろ終わります、ワールドカップも”ザック・ジャパン”は残念でした。アジアでは、成果を納めていても世界レベルで見るとまだまだ未熟なんでしょうか?日本魂を見せて欲しいですね。

さて、夏本番を控え今最も美味しいと感じるのが『トマト』です。トマトは、夏の物?ってイメージが強いのですが、実は春から初夏が旬のピークになります。本来の生まれは、南米のアンデスの高地と言われ冷涼な土地が故郷です。
ですから、本来は暑すぎる日本の夏には向かないのですが、品種改良により暑さにも強くなりました。

夏野菜と言えば、カラフルな原色系。真っ赤なトマトや黄色いピーマン、グリーンも鮮やかなズッキーニやゴーヤ。この濃い色合いにも意味があって、野菜そのものが紫外線から身を守るために作り出す色なんです。だからこそ、夏には夏野菜が人間にとっても有用なんですね。
自然の知恵は素晴らしい!!料理人にとっても食材の持つ力は、十分に知っておきたいですね。季節に恵まれた日本という土地に産まれたことに感謝しています。

さて、トマトですが、西洋の野菜でこれほどまでに日本人に愛された野菜は無いのでは!と思います。スーパーの野菜売場で最も売場面積を占めているように思いますし、その種類もとても豊富です。パスタと言えばトマトソース、ピザにトマトケチャップ、トマトジュースと私たちの食卓でいつもトマトを見かけるように思います。

どうしてこんなに愛されるのか?その秘密は、トマトの持つ旨味、特に種の周りの成分にあるようです。まだまだ、未知の部分も多いのですが、種の周りの旨味成分が、”カツオ出汁”の旨味成分にとても近いことが判っているそうです。
日本人のDNAとも言うべき”うまみ”がトマトとの共通点なんて意外ですが、でもとても納得できますね。

夏野菜をたっぷりとって、暑い夏を乗り切りましょう!!!

 

 
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